こんばんは。
実はゴールドを少しだけ買っているのですが(現物では持ってません)、果たして割安なのか割高なのか計算して調べてみました。私の持っているゴールドはこの1年ぐらいで買ったものですので、平均取得単価6800円/gぐらいだったと思います。結論から申し上げますと、割高と考えています。
なにをしたのかというと、消費者物価の上昇率を過去にさかのぼって掛け算することで、2022年の価値に換算した過去の各年の金価格を算出し、プロットしました。たとえば、2021年のインフレ率が10%なら、2021年に10ドルだったものは2022年には11ドルの価値があります。(10ドル×1.10=11ドル)
田中貴金属のサイトと、アメリカの統計情報を使って計算した結果が下の通りです。
2021年は歴代でもかなり高い位置にあります。うーん、高値掴み!
興味深いのは2000年・2001年のITバブルのときに実質的な価値が最低になったことでしょうか。このときみんな株を買っていてゴールドなんか見向きもしなかったということでしょう。あと気づいたこととしては、2001年の底で買って、2012年の天井で売ってもせいぜい4倍程度です。最高のタイミングの売買かつ10年の時間をかけて4倍というのは、あまり期待できる資産クラスではないように思われますが、金の輝きは永遠ですのでいつかは飾る用に延べ棒(100gでいいので)が欲しいですね。
それでは。